整備内容

整備の流れ

●こちらでは時計をお預りしてから整備、検査、お客様に時計をお渡しするまでの一連の流れをご説明致します。

1.分解前チェック
 時間合わせ、ゼンマイの巻き具合、カレンダー類の早送り、針や文字盤の変形など
 裏ブタを開ける前の時計機能や付加機構と外観などのチェックを行います。

2.分解
 ケースからムーブメントを取り出し、針や文字盤を取り外しムーブメントを分解していきます。

3.磨耗箇所・破損部分チェック
  天芯や輪列の各軸と穴の縦・横アガキ(ガタ)、石の割れの有無、バネなど個々の部分の破損状況をチェックします。
 ※この時点で見積り時には判明しなかった故障箇所が見つかった場合は追加作業となり追加費用をご連絡いたします。

4.各部品レベルの調整・製作

通常整備内容  −−−  地板や受けなどの磨耗による穴の広がりを補修、
                 各軸や天真の先端・側面の磨耗・キズを旋盤により整形、天輪の振れ取り・片重り取り
                 ヒゲが変形していた場合の修正、
                 その他に以前の修理による不適切な処置が施されている部分がある場合、正規の状態への処置

新規製作部品例 −−−  天芯・各歯車の軸、歯車、バネ類、ネジ、時・分・秒などの針、石の交換など
                 破損部品を新規製作、または加工調整

5.洗浄
 時計専用洗浄機でムーブメントパーツを超音波と遠心力による洗浄、乾燥
 ケースは超音波洗浄機で付着したホコリなどを除去(ご希望により研磨も致します)
 風防交換がある場合はこの時点で新しい風防を組み付けます。

6.組立
 部品ごとに完全に整備調整、製作されたものをムーブメントとして組立てします。

7.精度調整
 精度とBEAT調整したのち文字盤と針の組み付けまで行います。

8.ケーシング
 ムーブメントを洗浄済みのケースに組み込み時計として完成します。

9.精度試験(実測でのチェック)
 1日一度、作業した技術者がゼンマイを巻き実際の精度の検査を1週間程度確認します。
 ※自動巻きであれば巻上のチェック、クロノグラフなどは実際に動作させチェックしております。

10.整備完了
 ウィッチと実測の精度試験に合格して初めてお客様にお渡し出来る状態と判断し整備完了となります。
 お約束の期日にお渡し、もしくはこちらからお電話やメールにてご連絡致します。

このような流れでレストア作業を行っておりますので、料金やお預りしてからお渡しまでの期間は
時計の症状の程度や込み具合によりますので個別にて対応とさせていただいております。